【!!最重要・警告!!】 この記事は、舞台『イケメン戦国THE STAGE~猿飛佐助編~』の結末を含む、全編にわたる重大なネタバレを含んでいます。
ネタバレが苦手な方は読まないでください。
公演情報
タイトル:『イケメン戦国THE STAGE』~猿飛佐助編~
上演時間:約2時間15分
原作:CYBIRD「イケメン戦国◆時をかける恋」
脚本・演出:米山和仁
総合プロデューサー:黒谷通生(レジェンドステージ)
企画・制作・製作幹事:レジェンドステージ
主 催:イケメン戦国THE STAGE製作委員会
出演者:
早乙女じょうじ(猿飛佐助役)、橘龍丸(上杉謙信役)、小笠原健(織田信長役)、小沼将太(真田幸村役)、室たつき(武田信玄役)、竹石悟朗(今川義元役)、米原幸佑(伊達政宗役)、橋本全一(明智光秀役)、滝川広大(豊臣秀吉役)、天野眞隆(石田三成役)、前嶋曜(徳川家康役)、星元裕月(森蘭丸役)、古賀成美(水崎舞役)、原嶋元久(毛利元就役)、中村誠治郎(顕如役)
日程:2022年11月12日(土)~ 11月15日(火)全8公演
劇 場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
観劇日:2022年11月13日(日)12:00公演(幸福ルート)と17:00公演(情熱ルート)
魅力3つのポイント
ファン待望だった「猿飛佐助編」。初演から佐助を演じる早乙女じょうじさんの「佐助編をやりたい!」という熱い想いから実現したと聞き、期待に胸を膨らませて劇場に向かいました。
結論から言うと、その期待を遥かに超える、最高の「笑い」と「トキメキ」が詰まった舞台でした。
1.アドリブ満載の「佐助と舞」の爆笑コメディ
今回は、ヒロインの水崎舞と同じく「未来から来た」猿飛佐助が相手。 他の武将ルートのように「未来人バレ」を心配する必要がないため、舞と佐助がまるで漫才コンビのように、お互いにツッコミを入れまくる軽快なやり取りが最高に楽しかったです。舞がいつもより生き生きとして見えました。
その自由さがアドリブにも火をつけており、特に「佐助の武将講座」は笑いの連続でした。
信長様(小笠原さん)の説明で、敦盛を舞っていたはずが、途中からなぜか相撲の四股を踏み始める。
三成くん(天野さん)の説明では、お馴染みの柿を拒絶するシーンがさらにパワーアップしていて、客席も大爆笑でした。
序盤からここまでアドリブが多いと、千穐楽は一体どうなっていたのか…本当に気になります。
2.あなたはどちらを選ぶ? 2つのルートの物語
本作は「幸福ルート」と「情熱ルート」のマルチエンディング。両方を観劇しましたが、全く異なる魅力がありました。
【幸福ルート】乙女ゲームの王道!
仲間と絆の物語 こちらは、真田幸村(小沼さん)と共に、さらわれた舞を救出しにいくストーリー。 前半でもらったお守りが伏線として使われたり、佐助のペット(?)であるクナイが大活躍したりと、乙女ゲームらしい王道の展開に胸が熱くなります。幸村の迫力ある槍の殺陣もしっかり堪能でき、特に幸村との別れのシーンは感動的でした。
【情熱ルート】サスペンスフルな忍者(シノビ)の戦い
こちらは、森蘭丸(星元さん)と共に、黒幕である毛利元就(原嶋さん)を倒しに行くストーリー。 同じ忍者である蘭丸と共闘するため、殺陣もよりスピーディで軽やか。「船をどうやって壊すのか?」というサスペンス要素も強く、最後まで目が離せないドキドキ感がたまりませんでした。不器用な主・上杉謙信(橘さん)との別れのシーンも、胸に刺さります。
3.脇を固める武将たちの「一瞬の輝き」
全編を通して、他の武将たちの魅力も光っていました。
毎回、戦狂いの毛利元就(原嶋さん)が、カーテンコールで見せる笑顔とのギャップにやられてしまいます。
森蘭丸(星元さん)は、顕如と信長軍の間で苦悩する表情が本当に切なくて…。彼の感情表現に引き込まれ、観ているこちらも辛くなるほどでした。彼には本当に幸せになってほしい。
今回初参戦の武田信玄(室さん)は、歴代の信玄公とはまた違う、親しみやすさが魅力的でした。個人的には、もう少し活躍するシーンも観たかったです!
原作『イケメン戦国◆時をかける恋』とは?
本能寺の変の真っ只中へタイムスリップした主人公が、「ドS×唯我尊」な織田信長や、「俺様×ツンデレ」な真田幸村など、17名の戦国武将との恋を楽しむことができる、大人気スマホゲームです。
