【感想】舞台『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVE 3

これは通常のミュージカル本編とは違う、6年ぶりに開催された楽曲ライブという名の「最高のお祭り」です。 ミュージカル『薄桜鬼』(通称:薄ミュ)の世界を彩ってきた名曲の数々を、キャスト陣が歌い、踊り、そして時には笑わせる、まさに夢のような空間でした。

「薄ミュ」ファンはもちろん、出演俳優さんのファンにとっても、この熱狂は体験する価値アリ!と感じた、素晴らしいライブでした。

目次

公演情報

タイトル:『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVE 3
上演時間:約1時間50分(途中休憩なし)
構成:西田大輔
音楽:佐橋俊彦/坂部剛
殺陣:六本木康弘
振付・ステージング:MAMORU/仲田祥司
作詞:毛利亘宏/西田大輔
出演者:
久保田秀敏(土方歳三役)、北村健人(沖田総司役)、菊池修司(沖田総司役)、橋本祥平(斎藤一役)、大海将一郎(斎藤一役)、樋口裕太(藤堂平助役)、川上将大(原田左之助役)、小池亮介(永倉新八役)、輝馬(山南敬助役)、椎名鯛造(山崎烝役)、砂川脩弥(三木三郎役)、井俣太良(近藤勇役)、牧浦乙葵(雪村千鶴役)、松崎莉沙(雪村千鶴役)、本西彩希帆(雪村千鶴役)、横山真史(天霧九寿役)、末野卓磨(不知火匡役)、川本裕之(雪村綱道役)、中河内雅貴(風間千景役)、佐々木喜英(風間千景役)
日程:
・大阪:2022年10月29日(土)~30日(日) Zepp Namba (OSAKA)
・東京:2022年11月11日(金)~13日(日) Zepp DiverCity (TOKYO)
観劇日:2022年11月12日(土)13:00公演

どんな舞台?(概要)

幕末の時代を駆け抜けた新選組と鬼たちの生き様を描く、ミュージカル『薄桜鬼』。「HAKU-MYU LIVE」は、その世界観を彩る名曲をライブ形式で披露するステージです。 6年ぶりとなった今回は、「志譚」「真改」シリーズの4作品の楽曲を中心に構成されていました。

ライブの魅力3つのポイント

1.ダブル/トリプルキャストが織りなす「奇跡のセッション」

今回のライブの最大の特徴は、同じ役を複数のキャストが演じていること(千鶴x3, 沖田x2, 斎藤x2, 風間x2)。これにより、普段の公演では絶対に見られない、沖田総司(北村さん)と沖田総司(菊池さん)が二人で歌うといった、夢のような演出が実現していました。同じ曲でも全く違う魅力があり、非常に新鮮でした。

2. ほぼノンストップ!歌とダンスと「笑い」の圧巻ステージ

罰ゲームありの綱引きコーナーこそありましたが、それ以外はほぼ全編、キャストが歌い、踊り続けるノンストップのステージ!「本編のミュージカルより運動量がすごいのでは?」と思うほどの熱量でした。 かと思えば、藤堂平助(樋口さん)と天霧九寿(横山さん)によるネタ歌など、爆笑必至のコーナーも。緩急のついた構成に、一瞬も目が離せません。

3. 本編の感動が蘇る「ストーリー仕立て」のセットリスト

ただ曲を並べるだけでなく、「志譚」「真改」シリーズ4作の物語を追体験できるように楽曲が組み合わされており、ライブが進むにつれて本編を観たときの感動が蘇り、最後は泣きそうになるほどでした。 特に、相馬主計篇の楽曲が流れた時は「相馬役の梅津瑞樹さんは今回不参加だから曲はないかも…」と思っていたら、まさかの映像出演でのサプライズ! 映像の梅津さんと、ステージ上の千鶴(本西さん)が歌う演出には、鳥肌が立ちました。

こんな人におすすめ

  • ミュージカル『薄桜鬼』が大好き
  • 出演している俳優さんのファン
  • 物語の世界観に浸れる音楽ライブが好き

※この先は、観劇日の個人的な感想が含まれます。

【感想】200公演目の奇跡と、未来への期待

私が観劇した回は、奇しくも通算200公演目という記念回でした。特別な瞬間に立ち会え、写真撮影タイムもあったことは、忘れられない思い出です。
そして、東京大千穐楽では『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇の上演が発表されました(※2023年4月に上演済)。こうして物語が続いていくことが、本当に嬉しいですね。
『HAKU-MYU LIVE』は、作品とファンへの愛が詰まった、最高のお祭りでした。次回開催があれば、また絶対に駆けつけたいです。

視聴方法

本公演は終了していますが、公演DVD/Blu-rayがアニメイトで販売されています。あのお祭りの熱狂を、ぜひ自宅でも。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次